2023年11月27日、乃村工藝建築装飾(北京)有限公司(以下、NOMURAと略称)、上海宝貝蒙空間設計工程有限公司(以下、TAKARAと略称)の両社共催のシンポジウム【これからの中国における「美と健康の空間デザインのあり方」】が、NOMURAの上海オフィス・カフェスペースにおいて開催されました。
TAKARAは理美容店舗や化粧品ブランドのサロンなどを得意とする企業で、美と健康をテーマとした空間づくりをリードしています。
本イベントは、NOMURAとTAKARAのトップデザイナー2名による個別講演と、あらゆる「光の演出」を得意とする克茲米商貿(上海)有限公司(以下、KOIZUMIと略称)の照明スペシャリストを交えたトークセッションの二部構成で、美容健康業界の店舗やショールームにおける体験価値をいかに高めるかをメインテーマとして行われました。
第一部では、NOMURAの事業部長・デザイン室 室長/前垣 勲氏、TAKARAの董事総経理/叶 隆典氏の両氏が、日本の美容健康業界の好事例と、中国の先進事例をもとに、トレンドや消費動向への洞察と見解を語りました。
NOMURAの前垣 勲氏は、Z世代に向けたマーケティング戦略と、その重要性を強調しました。また、「形や技術は誰でも真似できる」という前提で、「誰にも真似できない、ブランド独自の価値観を、技術やサービスとうまく融合した空間をつくり、顧客とのエンゲージメントを確立する総合的なデザイン思考」について、事例を交えつつ解説しました。
TAKARAの叶 隆典氏は、「美容サービスを【ヘアデザイン・エステ×新しい顧客体験】と再定義することで、顧客の行動を変容させることに繋がる」という視点を提起しました。
第二部のトークセッションでは、「美容健康業界の空間デザイン」に関して、前垣 勲氏、叶 隆典氏及びKOIZUMI董事長総経理/植村 公平氏の3氏が登壇し、「空間の可能性」「光の効果」に関して専門家ならではの意見が交わされました。
本イベントの最後に、来賓として参加された在上海日本国総領事館の今井優希副領事より、励ましのお言葉を頂戴しました。
このほか美容健康業界のトップブランド企業の管理層や投資家、日中両国のデザイン会社など各領域の方々に参加いただき、本イベントは成功のうちに終了しました。